前職:契約社員(翻訳業務)

転職:工作機械メーカー正社員(国際グループ)

契約社員として翻訳業務に6年間従事してきましたが、一年毎の契約では将来も不安です。安定を求めて正社員での求人へ挑戦することにしました。

コンサルタントから見た対策ポイント

■相談内容、悩みごと

政府の雇用対策として「女性の活躍促進」が掲げられているものの、実際は非正規雇用の割合が大きく、正社員の雇用機会は少ないのが現状です。将来の結婚→産休・育休等の可能性を考えると、非正規では安心して働くことができません。

■対策、アドバイス

まずは本人の高い英語力という強みを活かすこと。東海地区には海外展開している企業が多く存在しており、海外拠点と絡む業務や部署が必ずあります。
ラックの取引企業を中心に、その採用計画や欠員状況などを調査し、潜在的な求人ニーズを丹念に確認していきました。

また、契約社員というと責任感も希薄で仕事も受動的という先入観を持たれがちなので、非正規の立場でありながらも責任感は当然、自ら考えて工夫し、企画してきたことを一つ一つ掘り起こしてしっかりアピールできるよう、事前に整理しておきました。

■■内定決定のポイント■■

準備期間2カ月、応募から1か月で工作機械メーカーに正社員として内定しました。

「自ら考え、工夫する」というアピールポイントのために事前準備しておいた、臨機応変な対応を心掛けてきたエピソードが決め手となりました。
突発的な業務に適切に対応したり、必要に応じて担当業務の幅を広げたりすることは、本人の価値・評価を当然高めるものです。

でもそれだけではありません、更には他のメンバーの業務負担を軽減するという効果も生み出すのです。
応募企業にはそこまでの意識はなく、彼女のエピソードは彼らに気付きを与えることとなりました。この時点で、応募した企業にとって彼女の存在は大きなものとなっていました。