前職:総合物流企業

転職:大手自動車メーカー物流部門

総合的な物流企業で国内輸送、港湾、海外事業等を手掛ける中、常に問題意識を持って業務に取り組み、社内は勿論、荷主である取引先に対してもしばしば効率化提案等の働きかけをしてきました。

しかし、取引先については会社も違うためなかなか思うようにはいきません。自分があっち側なら…そんな悔しい思いを繰り返すうち、いつしか荷主、すなわちメーカー側の立場で実力を発揮したいと思うようになっていました。

コンサルタントから見た対策ポイント

■相談内容、悩みごと

経験を活かせるメーカー系物流部門の求人はあったものの、そこは即戦力となる中堅職員を第一の希望としているため、20代という本人の若さではどうしても経験不足が不利になってしまう状況でした。

■対策、アドバイス

経験不足なのは事実なのでどうしようもありません。その弱点を補うため、「質」で攻めることにしました。彼の場合短い勤務ではあったものの国内、港湾、海外事業と広い範囲の業務を経験しており、またそれぞれの職場で大なり小なり必ず業務の改善を成し遂げてきていました。このように常に考え、実際に問題を解決してきた例をまとめ、面接の際にアピールすることにしました。

■■内定決定のポイント■■

応募から2ヶ月で大手自動車メーカーの物流企画部門に内定しました。

企業側も即戦力とは言いながらも、彼の実績を聞いて心を動かされました。
短期間のうちに環境の変化に対応し、それなりの実績をあげてきた彼ならば多少時間はかかるかもしれないが、いずれ必ず中心的な役割を果たしてくれる、と強く期待できたそうです。

このように、どんな状況においても積極的に「考え、行動する」姿勢を貫いてきたことが評価されました。常に問題意識を持ち、前向きに解決の方法を模索するなど、「考えるクセ」を身につけることは後々のためにとても重要なことです。